2010年02月27日

2/25大阪大学工学部前期の数学の受験報告。

東京出版の月刊誌「大学への数学」風に、阪大工学部(前期)の受験報告です。

マニアックな内容ですが、「数学の塾だし」ということで書いてもらいました。
快く書いてくれたので、N瀬君もまんざらイヤじゃなかったと思います。
むしろノリノリで「大学への数学」風になっています。
初めて読む方は不思議は文体?かと思われるでしょうが、この感じが標準(?)なんです。

問題は全5問で150分です。問題は持ち帰り可なので、さきほどスキャナで取り込みました。ノイズが乗り、解像度も悪いですがご容赦ください。

2/25大阪大学工学部前期の数学の受験報告。

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2/25大阪大学工学部前期の数学の受験報告。

2/25大阪大学工学部前期の数学の受験報告。

2/25大阪大学工学部前期の数学の受験報告。
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大阪大学工学部(前期)の受験報告です。モノレールで阪大病院前まで行けました。9:00スタートの数学は阪大入試最初の教科。試験開始と同時に、なんの戦略もなく①から解き始める。この問題、見た瞬間に「気合で二回微分すれば何とかなる」と全力解き。誘導も分かりやすく、さして苦労はなし(15分)。そのまま②へ移る。まずは丁寧に図を書いてみると、楕円と双曲線の交点を(s,t)とおけばできるかな、と実践。が、途中でtを消せなくなり一度断念(30分)。整数問題の③、とりあえずl(エル)≧3から(m,n)を詰めていき、あとは(m,n)の候補を1つずつ実践。思ったより面倒(60分)。④は見た瞬間にイヤになったのでxy平面の図と条件だけ書き出して⑤へ(70分)。⑤、立方体ときたので空間図形かと思えば、実際には確率の問題。(1)(2)はまったく苦労せず、(3)以降はしばらく悩んだが、P、Qは常に同じ面にあることに気づくと、あとは二項間漸化式で難しくなかった。(ただし、P、Qが同一の面にある理由はうまく説明できず、おそらく減点。)途中計算ミスに気づき5分のロス(105分)。一度④に戻り、回転体とみた体積の式を書き出して(120分)、②に再び挑戦。適当にこねくりまわしていると、いつの間にかtが消えていることに気づき完答(135分)。残した④の積分に取り掛かるが、途中、sinθ=1-1/√2を満たすθが置けず諦めて、他問を少し見直して終了。おそらく、①○○②△③○④×⑤○△○○くらい。去年より易化と予想。そういえば、解答用紙に問題が書いてあったので問題冊子はメモ用紙にしかならなかった。(カンザン中⇒シズコー⇒阪大工前期or金沢工後期)

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2月25日発売の「大学への数学3月号」でセンター試験の感想を見ました。引用すると

『ⅠAがかなり難化。ⅡBがやや易化して、平均点は49点、57点でした。ⅠAでは、図形と確率が質が高く、特に図形は三角形の内接円をテーマにした幾何色が濃い問題でやりにくい。一方、ⅡBは、親切な誘導が多く、量がやや減りました。さて来年は。』
とのこと。

[数Ⅰ・A]に関しては、自分との比較のために大問の解答のコメントを引用します。
①[1]大小の微妙な2数の比較は、差をとって考えましょう。近似値ではなく、2乗をして考えましょう。
[2]ベン図を選ぶ問題は新鮮です。
②平方完成できれば問題ないでしょう。
③例年よりも平面幾何の色合いが濃くなりました。
④取り出された赤玉の個数で場合わけして数えることもできますが、最初に数字の方に着目すると一発です。

Ⅱ・Bについては自分も結局ブログに書けませんでした。が、今年はホントに易化でした。実際にジュニカレ生の上位の子達はほぼ満点。時間も余ったようです。ただ群数列が出たのは苦手な人にはイヤだったのかもしれません。詳しい解説や感想は「大学への数学」をお求めください~。


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Posted by juniorcollege at 19:23│Comments(0)何でもないこと
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